家づくりの特徴

基礎の施工手順と強度について

コンクリートの施工

建築基準法よりも固い24Nのコンクリート

コンクリートの強度はニュートン(N/mm²)という単位で表現されます。建築基準法では、18N以上の強度を必要と定められています。
ディー・アンド・エイチでは、建築基準法よりも固い24Nのコンクリートに、D13という直径が13mmの鉄筋を200mmピッチで配した仕様としております。

コンクリートの寿命は、一般的に18Nで30年、24Nで65年といわれています。しかし、これはあくまでも製品としてのコンクリートであり、基礎の強度とイコールではありません。
基礎の強度を製品と同じだけ発揮させるためには、工事における適切な管理が必要となります。コンクリートの強度は化学反応により徐々に出現しますが、この化学反応をしっかりとさせるためには、コンクリートの養生が重要です。コンクリートの養生とは、コンクリートを練ってから硬化するまでの間に、適切な温度と湿気(水分)を与えて十分に硬化力を発揮できるようにしたり、コンクリートの強度が十分大きくなるまで、過度の衝撃や荷重を与えないようにしたり、また風雨、霜、日光などに対してコンクリートの露出面を保護することをいいます。

圧縮強度をはじめ、コンクリートに要求される様々な性質を十分に発揮させるには、温度と水分の二つの栄養分が必要で、特に初期に十分与えることが重要です。
コンクリートの強度促進、乾燥収縮によるひび割れ防止、凍結防止などの目的で打設後1週間程度(夏は急激な乾燥防止、冬は保湿のために)散水や、カバーをかけるなどして、コンクリートが表面乾燥しないようにします。

配筋は耐圧盤・立ち上がり共に13mm異型鉄筋を200mm間隔で組みます。

鉄筋1本1本にしっかりと付着するようにバイブレーターという振動する機械を用います。

養生中の基礎。 ディー・アンド・エイチでは、3日間のシート養生を義務づけています。

Q.養生期間中に雨が降ったら強度が出ない?

A.養生期間中に雨が降ると、「強度が出ないのではないか」と心配される方も多いと思います。
例えば、夏場の日差しは、コンクリート表面の急激な乾燥をもたらす為、硬化に必要な水分を蒸発させてしまうと同時に、コンクリート面にひび割れを誘発させてしまいます。また、冬場の空気は非常に乾燥しており、人間の肌と同じく、コンクリートにも適度な湿度が必要です。
水分が不足すると、夏場と同じく硬化に必要な水分が失われ、ひび割れが生じ、コンクリートに十分な強度が出ないのです。
打設中を除き、打設後に硬化が始まったコンクリートについては、水(雨)は恵みといえるのです。

基礎断熱と安心の試験制度

基礎と断熱の関係

基礎を外側から断熱してコンクリートを保護する

コンクリートにとって、一番の大敵は急激な温度変化や湿度変化です。特に乾燥や凍結を繰り返すと、コンクリートにひびが発生します。
しかしながら、コンクリートは時間が経つにつれ、膨張・収縮を繰り返し、その結果ひびが生してしまうものでもあります。
そのひびをできるだけ発生しないように、また発生しても小さなもので済むように工夫することが大切なのです。
その点で、基礎を外側から断熱する方法は、基礎がおかれる環境の温度変化を少なくします。つまり内側から断熱する場合や、基礎の断熱を全くしない床下断熱に比べると大変有利になるといえるのです。

基礎を内側から断熱

基礎を外側から断熱

基礎とコンクリートの関係

さび・ひび割れを防ぐ

ディー・アンド・エイチでは、家の寿命を左右する基礎の強度に対し、お客様にご安心いただけるように、現場に搬入されたコンクリートをテストしています。

調査するデータはまず、生コンクリート中の塩化物含有量試験です。
コンクリート中にある程度以上の塩化物が含まれていると、コンクリート中の鉄筋がさびやすくなります。また、塩化物が塩化ナトリウム(NaCl)であると、コンクリートに含まれるアルカリ性の水溶液が骨材(砂利や砂)の特定成分と反応し、異常膨張やそれに伴うひび割れなどを引き起こす「アルカリ骨材反応」を助長する要因ともなります。

塩化物は細骨材(コンクリートの骨となる材料)に使用される海砂や、練り混ぜ水、混和剤などの材料から導入されるため、コンクリートの耐久性向上のため、生コンクリートの塩化物含有量はコンクリート中に含まれる塩化物総量で規定されています。
塩化物総量の限度については、原則0.30kg/m³が規制値とされており、ディー・アンド・エイチが使用する生コンクリートもそれ以下の数値であることを条件としています。

[test1] 塩化物含有量試験(カンタブ試験)
■現場での塩化含有量試験

カンタブという試験精度を損なわずに操作を簡単にした生コンクリート中の塩分量測定計を使用します。カンタブは、塩素イオンが存在すると茶褐色の試薬が白色に変化することを利用しています。

24Nという強度を保持したコンクリート

ディー・アンド・エイチでは、基礎に使うコンクリートは確実な強度を持ったものでなければならないと考えています。

前述のとおり、ディー・アンド・エイチでは24Nという強度を保持したコンクリートを使用することにより、家の長寿命化を図っています。
ただ、現場に搬入されたコンクリートが本当に設計図どおりの強度を持っているかは目で見ただけでは分かりません。しかし、それではこれから永い間その家で暮らすお客様は、本当の意味での安心を得ることができないのではないかと考えます。

そこでディー・アンド・エイチでは現場と工場でコンクリートの強度を検査し、そのデータをお客様にお渡ししています。

[test2] コンクリート強度試験

現場において、コンクリート打設の際に、圧縮強度試験用のコンクリート供試体を製作します。3本一組で、標準養生(工場で保管)を行い、1回の試験結果が呼び強度(コンクリートの設計図)の値の85%以上でかつ、3回の試験結果の平均値が呼び強度の値以上であれば合格となります。
試験方法は、専用の機械に試験体を挟み込み、上から圧力をかけ破壊するまでの強度を測定します。試験は1週目と4週目の強度を計りますが、通常4週目の強度で判断します。コンクリートは時間が経つにつれ強度を増しますので、1週目で呼び強度に近い数値が出ていれば、4週目に達したときには呼び強度以上の数値が出ることが予測されます。逆に1週目で6割程度の強度しか出なかった場合は4週目でも呼び強度に及ばない可能性もあります。