SPEC
住宅性能
生涯にわたって
家族の幸せを追求した住宅性能
暮らしの質を左右する「住宅性能」。
「一年を通じて快適に暮らせるか」「万が一の災害時でも安全か」「家族がずっと健康で暮らせるか」
など住まうご家族が生涯、安心して暮らせる家づくりを追求しています。
数十年先も快適・安心な
D&Hの住宅性能
高断熱・高気密
夏は涼しく、冬は暖かい断熱性能
01
最高ランクの断熱性能である
断熱材ネオマフォームを採用
外張り断熱には、一般的にプラスチック系のボード状の断熱材を使用します。
この断熱材は、その主要原料により大きく3種類に分けられます。フェノールフォーム・ウレタンフォーム・ポリスチレンフォームの3種類です。
これらの中に、さらに様々なメーカーの多様な種類の断熱材があり、外張り断熱メーカーがそれぞれ独自に選定しています。
D&Hでは数ある断熱材からそれぞれの特徴を比較検討の上で断熱性能や安全性などを総合的に判断し、ネオマフォームという断熱材を採用しています。
ネオマフォームは、高性能で安心できる断熱材です。断熱性能が非常に高く、熱硬化性・耐熱性が高い、難燃性の素材であり安全面でも優れた性能を持ちます。そのため鉄道や航空機など、 交通インフラを支える材料の一つとしても活躍しています。
02
ハイブリッド窓 TW
D&Hでは、室外側を外部環境に対する耐久性・耐候性に優れたアルミ、室内側を熱伝導率の低い樹脂(プラスチック)でできた「アルミ樹脂複合サッシ」をお勧めしています。
最も断熱性能が高いのは室内側・室外側ともに樹脂で作られたものですが、室外側が樹脂製だと紫外線や雨にさらされ劣化しやすいといったデメリットがあります。
永年住み続ける家ですので、断熱性能のみを追求し、肝心の耐久性を無視してしまっては意味がありません。住宅の省エネルギー化はもちろん、長寿命化にも貢献します。
1高性能ガラス
片側のガラスにLow-Eガラスを採用し、中空層には熱伝導率が低いアルゴンガスを封入した高断熱を実現しました。
2高性能フレーム
室内側にアルミの1/1,000の熱伝導率の樹脂を採用。フレーム内は、熱を通しにくい空気の層をたくさん設けた多層ホロー構造にするなどの工夫で断熱性を高めました。
3樹脂スペーサー
ガラスエッジからの熱の伝わりを抑えて断熱性を高め、端部の結露も抑制します。大臣認定防火戸も、樹脂スペーサーを標準採用しています。
フレームをスリム化し、
熱のロスを低減。
独自の技術により、ガラスに比べて熱を通しやすいフレームの極小化とガラス面積最大化を図り、断熱寧脳を向上。
※ 引き違い窓 窓サイズ縦框での比較
断熱効果の高いアルゴンガス入り
乾燥空気に比べ、熱の出入りを約30%抑制。アルゴンガスが高い断熱効果を発揮する15~16mm※の最適中空層設計。
※ガラスの構成によっては変わる場合があります。
03
家中を断熱材で覆うから
年中快適な家
家全体を高性能断熱材で包む
“外張り断熱工法”
ここ数年、「外張り断熱」という言葉が独り歩きしていて、外断熱を売りにしているメーカーも徐々に増えてきました。
しかし同じ外張り断熱でも、使用する断熱材や工法、サッシや換気システムなど違いがたくさんあります。
高断熱・高気密の家づくりのために、D&Hが採用する断熱工法・断熱材をご紹介します。
充鎮断熱
(日本の従来の断熱方法)
柱や梁などの間に断熱材を詰め込んでいく充鎮断熱です。
D&Hでは
外張り断熱を
採用
外張り断熱
柱や梁などの外側をすっぽり包み込むのが外張り断熱です。
04
屋根・床下の断熱
屋根断熱なし
屋根裏は50℃以上に達します。
戸建住宅の2階が暑くて過ごしにくいのは、この屋根裏にこもった熱が大きく影響しています。その熱が2階で暮らす人に直接輻射熱として伝わるためです。
屋根断熱なしの場合
屋根裏に置いているだけの断熱材
D&Hでは
屋根も外張り
断熱を採用
屋根外張り断熱
この断熱仕様が今の建築技術では最良の方法です。
熱の伝わる部分を断熱材で覆っているため、屋根裏や室内に熱が伝わらないようになっています。
屋根外張り断熱の場合
屋根全体を覆う断熱材
夏の暑さの原因となる熱は、屋根を通して天井裏から家の中に侵入します。
夏の暑さをできるだけ家に入れないためには、その暑さの元を遮断する必要があります。
戸建ての2階が暑いという常識は、この暑さの元の侵入を断つことをおろそかにしてきたことに由来します。
床下断熱
D&Hでは
基礎も外張り
断熱を採用
外張り断熱
冬の底冷えの一番大きな原因となる冷気は、基礎・床下を通して家の中に侵入します。
冬場、戸建ての1階の底冷え、足元の冷たさを防ぐためには、その冷たさの元を遮断する必要があります。そこで基礎の断熱が重要になります。
一般の住宅は、基礎の断熱は全くされていません。
D&Hの住まいでは、基礎を外張り断熱にすることで、床下も室内と同じ温熱環境となり、かつ全熱交換型第1種換気システムにより床下に直接外気を取り込む換気も必要なくなります。それにより、冬場の冷気の侵入がなくなり、底冷えがなくなります。
また、基礎のコンクリートにとって温度差にさらされることは劣化の原因となりますので、基礎の外張り断熱は基礎の長寿命化にも有効に働きます。
05
高気密性能
- 屋外からの湿気や乾燥した空気の侵入が少なくなり、快適な湿度を保てます
- 熱の漏れや侵入が少なくなり、冷暖房費の節約につながります
- 遮音性能が高くなり、室内を静かな環境に保てます
- 計画換気で新鮮な空気を取り入れ、汚れた空気を排出できます
構造・基礎
D&Hの住まいは
耐震等級3まで対応しています
※耐震等級2・3の場合は、別途申請費用等がかかります。詳細は担当スタッフにおたずねください。
コンクリートの強度はニュートン(N/m㎡)という単位で表現され、建築基準法では、18N以上の強度を必要と定められています。
しかしD&Hでは、建築基準法よりも固い24Nのコンクリートに、D13という直径が13mm(一部D10直径10mm)の鉄筋を200mmピッチで配した仕様としています。
コンクリートの寿命は一般的に18Nで30年。24Nで65年と言われています。
建築基準法を満たす18Nではお客さまの一生に一度の買い物になるであろう注文住宅の基礎としては不十分と考え、D&Hでは24Nを仕様としています。
またここでいうコンクリートの寿命は製品としての寿命です。
基礎の強度とはイコールではなく、基礎の強度を製品と同じだけ発揮させるためには工事における適切な管理が必要です。
D&Hでは基礎工事に対して厳しい社内工程で管理を行うことで、基礎の強度を上げるよう努力しています。
耐震性・断熱性能・気密性能を
確保する2x4工法
木造軸組構法
(在来工法)
木造枠組壁工法
(ツーバイフォー工法)
D&Hでは古くからある木造軸組構法ではなく壁で支える2x4工法を採用しています。
自重や地震、風などの外面力を面で受け止め、箱全体に力を分散させます。丈夫で歪みにくい6面体の箱形工法なので、耐震性に優れ、断熱性能や機密性能を確保しやすいと移転が特徴です。
しかし面で構成されているため、大きな開口部やコーナー部分の開口部の確保が難しく、同じ理由で増改築の際、撤去できる壁が制限されます。
メリット
- 壁工法なので地震時の揺れが小さい
- 基本的に決まった釘の本数で構成されたパネルを立て込む方式なので、施工が早い
- 部材相互の密接度が高いので、防火面で効果的である
- 上記の理由から同じ仕様の在来工法より断熱性能が高い
- 気密性能が高い
デメリット
- 壁で耐震性を確保しているので、将来の壁の買通・撤去などは、一部変更不可
- 壁工法なので、開口幅などが制限される
2×4工法が地震に強い理由
壁面におけるダイヤグラムと
鉄骨造との比較図
一般的な鉄骨造
一カ所に力が集中すると、大きな負荷を受けやすくなります。
ダイヤグラム
一カ所に力が加わっても面全体に分散させることで強度を保ちます。
揺れを面全体で受け止める2X4住宅
2x4住宅と在来鉄骨軸組工法による住宅に、それぞれの建物の重さに比例した力を加えて比較した場合の負荷のイメージです。
在来鉄骨軸組工法の住宅
加えた力が柱や接合部などに集中します。
部分的に負担がかかりやすい構造であることが分かります。
2×4住宅
枠組みされた木部分と構造用合板が「面」となって揺れのカを受け止め、分散・吸収していることがわかります
※イラストはイメージです。
空気環境
D&Hでは第1種換気システムを採用しています。高気密・高断熱住宅の外張り断熱住宅では、家の隙間がほとんどない状態になるため、昔の木造住宅のような自然な空気の出入りが望めません。そこでD&Hでは機械による計画的な換気を採用することで室内の空気を定期的に入れ替えています。
また、屋外の空気を取り込む際には熱交換ユニットが組み込まれており、計画的な換気とともに室内の温度を一定に保つ働きがあります。
熱交換とは
熱交換とは、室内の汚れた空気を排出するときに熱の一部を回収して室内に入る外気に移すことです。そのため、室温がほとんど変わらず、熱ロスが少ないというメリットがあります。さらに、ディー・アンド・エイチで採用している「全熱交換型」とは、熱交換の際に、熱だけでなく湿気も交換するのが特徴で、室内の湿度を一定の状態に保ちやすいタイプです。
シロアリ対策
住宅の耐久性を高めるためには、シロアリ対策を新築建築時にしっかりと行うことが大切になります。
住宅の床下や壁の中にシロアリが入り込むのは、日当たりが悪い場所、温かいところ、湿気が多いところ、この3つの条件があり、かつ好物の木材がある場所です。
シロアリは木材だけを食べるのではありません。鉄とガラス以外はなんでもかじります。大切な家をシロアリの被害から守るためには、まずこの3つの条件がそろう場所を家の中につくらないようにすることが大切です。
これらの条件を無くすために、日本の伝統的な家づくりでは、土の上に束石を置いて束を立てて基礎としていましたが、どうしても土壌からの湿気が床下に上がってきます。その湿気がこもらないようにするために、換気口を設け、風通しを良くしていました。しかし、これでは底冷えの原因になってしまいます。
シロアリが好む場所をつくらない
充填断熱
結露が発生し、水分が発生し床下は「シロアリ」「腐朽菌」が好む環境になります
外張り断熱
湿度が高い外気を直接取り入れない床下24時間換気で水気のない環境を維持します
※地面から50cmの高さでは梅雨時期の雨の後の湿度は90%となる
D&Hの基礎は、防湿フィルムを敷いて土壌から上がってくる湿気を防ぎ、かつベタ基礎(床の下の一面をコンクリートとし、壁の位置に立ち上がりをつけた基礎)のため、土壌からの湿気を防ぐことができます。また、土台にはヒノキやヒバといったシロアリに対して強い樹種を使用しています(現在の木造住宅では最も多く採用されている基礎の工法)。
しかし、これだけでは湿気を完全に防ぐことはできません。湿気は家の内部(生活空間)で大量に発生し、床の仕上げ材などを簡単に通り抜けます。温度差の無いところでの湿気は大きな問題になりませんが、温度差のあるところに大量の湿気を含んだ空気が接すると、結露して水滴となります。この水滴が木部などに接すると腐り、シロアリが大好きな環境が完成してしまいます。
D&Hでは外張り断熱工法・全熱交換型第1種24時間換気システムを採用しておりますので、下図のように床下に温度差が発生せず、さらに換気システムによって、床下の空気も常に室内と同じ環境になっているため、結露が発生する危険性が大幅に軽減されており、シロアリが好む環境が大幅に減少しています。
※地面から50cmの高さでは梅雨時期の雨のあとの湿度は90%となります。
防蟻シート処理
柱・壁パネル処理
(床から1m表裏)
シロアリ対策は、シロアリが好む環境をつくらないことと、適切な防蟻処理を施すことが大切です。
D&Hでは、「ターミダンシート」という防蟻シートを基礎の下に敷き込み、「ネクサス20WE」という処理剤を木部に散布する工法を採用しています。「ターミダンシート」は、人間や動物に最も安全で刺激が少なく、環境にやさしい、そしてシロアリには高い効果がある薬剤です。
「ネクサス20WE」の主成分「ピリプロール」は犬用ノミ駆除剤に使用されており、人やペットに影響が少なく、2種類の殺菌成分ヘキサコナゾール、IPBC配合により、高い防腐・防カビ性能を発揮します。
木部処理日から10年間、上限1000万円まで保証されます。